非常に良い天気の4日目。
今日はオアフ島北部の牧場で、乗馬を楽しむ。
朝、6時半ごろ一度目が覚め、窓からの風景を一枚撮って、8時まで二度寝。
ロイヤル・ハワイアン・センター内のアイランドビンテージコーヒーにて、100%コナ・コーヒーのドリップとハム・エッグ・クロワッサンサンドを朝食用にテイクアウト。
このお店は現地の人にも人気があり、そして日本人にも無駄に人気があり、朝から大混雑。注文を待つ人の列が店の外まで伸びている。アサイーボウルを食べる日本人女が多すぎて、なんだかアメ玉に集まる蟻のよう…
クロワッサンサンドは15分ほど待っても出てくる気配がなく、心配になって店員さんに「作ってる?」と聞くと、「長いと30分くらいかかるから、もうちょっと待って。」と言われ、もうしばらく待っていると20分ちょっとで出てきた。
ホテルへ戻ってクロワッサンサンドを食べる。
このサンドがかなり旨い。焼きたて玉子の暖かさが良い具合。ボックスの1/3はサラダで埋められている。
バスの時刻がせまっているので、食事をさっさと済ませ、オアフ島北部へ移動開始。
どこへ行くにも、移動はやっぱりバス。
8番バスでアラモアナ・センターへ行き、そこで55番バスに乗り換え。
この55番バスには約2時間(!)乗り続けるため、あの強烈なクーラーにやられてしまわぬよう防寒具を用意してきたが、今回のバスは非常にマイルドで適温のクーラーで拍子抜け。
なお、アラモアナ・センターからの55番バスに関しては、ホテルの部屋でWiFiが使えるうちにGoogle Mapsで検索しておき、検索結果をスクリーンショットとして保存[1]しておいた。
1時間53分、101駅をたったの$2.5で。安いっ!
バス乗車で押さえておきたいポイントとして、下車するバス停の名前はもちろんだけれど、それよりも手前のバス停の名前を把握しておくことがけっこう重要。
ある程度手前から現在地を把握し、「そろそろだな…」とバスを降りる用意をし、一つ手前のバス停を出発したらすかさず停車ボタンを押す(The Busでは紐を引く)こと。
ワイキキの街中だったらひと駅くらい乗り過ごしてもなんとかなるが、郊外ともなると…
というわけで、Google Mapsでバス停の名前を表示し、そちらもスクリーンショットとして保存しておいた。
アラモアナ・センターが始発駅だったので僕らはずっと座って行くことができたが、ダウンタウンあたりから少し混み始めた。
バスは順調に進み、前回カイルア方面へ行った時と同じようにパリ・ハイウェイを通って山を超える。カイルアの手前で左(北)に曲がってカメハメハ・ハイウェイへ乗り換え、出発から約1時間でカネオヘの街へ。街に入って少し行ったあたりで運転手が交代。
カネオヘを抜け、次の街、アフイマヌを後にすると、バスは海岸沿いの道を走り始める。
道のすぐ向こうは海。
青い海を眺めながら、ずっと走って行く。
アラモアナ・センターを出発してから約2時間、この何もない場所で僕らだけ下車。
走り去っていくバスを見送りながら、なんだか不安な気分に。
牧場と、木と、山脈と、空と雲。
そして、見えなくなるまでまっすぐ続いている道路と電信柱の列。
10分ほど砂利道を進むと広場に出る。
ガンストック牧場(の乗馬の受付)に到着。
”怪我をしても文句ありません”の誓約書にサインして受付を済ませる。ヘルメット(帽子?)も借りることができたが、「まぁ大丈夫だろう」という適当な判断で借りず。
荷物を預け[2]、ジーンズのポケットに入るMinolta TC-1(と予備のフィルム1本)だけを持って、開始を待つ。
今回、僕達のガイドを務めてくれたクリスと同行人を乗せてくれた馬、ナリー。
13時、午後の乗馬が始まる。
ごくごく簡単に進み方、止まり方、曲がり方を習っただけで、さっそく乗馬開始。
僕を乗せてくれた馬、アマロの鞍にまたがると、(短い)足の長さに合わせてクリスが鐙の長さを調整してくれ、その場でさっきの動作を確認。特に問題ないのでそのまま出発。
馬に乗ってまず感じたのは、視線の高さ。そして、落ちたらやっぱり怪我するかもということ。
馬の扱いに関しては、細かく指示する必要は無く初めてでも全く問題無し。よく訓練されているのか、特に指示しなくても先を行くクリスの後をついていってくれるので、自動運転のようだった。
最初は僕が2番手を歩いていたが、同行人を乗せたナリーがのんびり屋で遅れがちのため、順番を入れ替えた。僕を乗せたアマロは前へ行きたがる性格なのか、前を行くナリーとテール・トゥ・ノーズになり、それに急かされる具合になってナリーの遅れも解消。
途中、おいしい草でもあるのか、ちょくちょくつまみ食いをしながら乗馬は続く。(つまみ食いの度に、クリスが「強く蹴って」とアドバイス。)
この休憩場所へ到着する少し前、同行人を乗せたナリーが木につっこみ、同行人を葉っぱまみれにさせるという小さな事件が発生したが、それ以外は特に問題無く順調だった。
丘の上、木陰のテーブルで軽食とドリンク[3]をいただく。
心地よい風と最高の見晴らしが嬉しい。
休憩の後は丘を下って出発地へ。
2時間の乗馬はあっと言う間に終了となった。
帰りのバスは16時を予定していたが、走ればその1本前、15時14分のバスに間に合いそう…
…だったので走った、ハイウェイへ出てからは何度も後ろを振り返り、バスが来ていないか見ながら必死に走った。
電柱の隣、小さな黄色い看板のバス停になんとか辿り着いた。間に合った。
それから少しして、遠くにバスが走って来るのが見えた。
慌てて写真を1枚撮り[4]、ふぅ…と安堵した次の瞬間、バスは停まること無く、そのまま通り過ぎて行ってしまった!!
一瞬、何が起きたのか理解できず、呆然とただ立ち尽くす。
「満員だったらハワイのバスは乗せてくれない[5]」というのをどこかで読んだのを思い出したが、そんなに混んでいるようにも見えなかったし、それに、今はそんなことはどうでも良い。
とりあえず次のバスを待ってみて、それに乗れるかどうかが問題だった。
日陰の無い炎天下のバス停は暑すぎるので、一度牧場へ戻って休憩&トイレを借りることに。
牧場へ向かう途中、柵のこちら側(外側)に仔ヤギがいて???となったが、それが逆に落ち込んだ気分を少し紛らわせてくれた。
16時前、もう一度バス停へ。
遠くにバスが見え、緊張感が高まる。
もしバスを待つ僕らが見えていなかったら…ということを危惧し、バスに向かって目立つ色の帽子を大きく振ると、当然のようにウィンカーを出し、僕らの前でバスは停車した。
いろいろ疲れてしまい、口数の少ない帰路となった。
案の定、帰りのバスはクーラーが効きすぎで、地元の中国系のおじいちゃん・おばあちゃんの二人組も、リュックからジャンパーを取り出して着込んでいた。僕らも持ってきた防寒具のおかげで、凍えること無くバスに乗ることができた。
乗車すること約2時間、18時過ぎにアラモアナ・センターへ到着。
フードコートのハーゲンダッツでブラウニーアラモードを食べ、疲れを糖分で回復させる。
アラモアナ・センターで幾つか店をまわり、食品スーパーのフードランドで夕食を買い、バスでワイキキのホテルへ帰った。
この日の夕食は、(右手前から)Donburi(丼!), サラダ, ステーキ, 春巻き, アヒポキとサッポロビール。
このDonburi、カマボコの入った玉子丼が最高に旨かった。出汁と醤油の味付けが日本人好みの絶妙さだった。
でも、春巻きはちょっとダメすぎ。巻いてある皮が分厚く、中の具とのバランスが悪かった。
明日は帰国日。
荷物のパッキングを9割方終わらせ、早めに就寝した。
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更新情報
2014.7.30
バス乗車に関するTIPSを追記。