乗鞍散策 2回目 35mm篇

今回も、広角用と望遠用で2台のカメラを持って行った。
マニュアル撮影時、絞りを固定してシャッタースピードを微調整したかったので、今回はF100を望遠用として使用した。
FM3Aに比べて背負う荷物が重くなるが、テント泊の荷物に比べれば、どうということはない。

話は逸れるが…
FM3Aは、絞り優先オートでの撮影では露出補正ダイヤルを使って±2段の補正が可能だが、露出補正ダイヤルが使いにくい。
使ってはいけないんじゃないかと思うくらい、使いにくい。
使いたいときにサッと使えない。

前回の一脚ではカメラブレの不安があったため、三脚を使用してブレ対策を行った。
しかし、今回は風が強く吹いていたため、カメラブレよりも被写体ブレに悩まされた。
さらに、高曇りで陽が差さないため、シャッタースピードが稼げずどうにもこうにも…
使用したフィルムはKodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX)だが、状況に応じて増感できない(増感に適さない)ことは欠点, 弱点の一つだと実感した。(値段が安くて財布には優しいが…)

大カエデ
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@どじょう池から少し先
大カエデ。
ここでやっと太陽が雲から出てくるようになった。
少し散りかけだったが、”真っ赤に染まる”という状態がそこにあった。
2008年、なんとなく乗鞍へやってきた際もこの色だった。
たぶんそれから葉っぱ狂(もしくは葉っぱ教)がひどくなったのだと思う。
赤が色飽和しているのはMP960でスキャンしきれなかったため。ライトビューアで見る原板では、色飽和せず、くっきりと見えている。

紅葉のピークは通り過ぎて
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@まいめの池
すでに紅葉のピークは通り過ぎており、好みのシーンがなかなか見つからなかった。
EBXの発色がきつすぎ、木の幹やシャドー部もオレンジ色に染まっている。
ちょっと彩度が高すぎで困る。

風を撮る
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@まいめの池
風がやまない…
となれば、その風を撮るのみ。

どこもかしこもオレンジ〜赤に染まっていた
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@まいめの池
どこもかしこもオレンジ〜赤に染まっていた。
やはり、EBXの彩度の高さが目立つ。

燃えさかる炎
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@まいめの池あたり
撮影時、ファインダー内では一枚の葉っぱを狙っていた。
現像から上がってきたものは、燃えさかる炎に見えた。

ここらへんが紅葉の見頃
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@一ノ瀬から、いがやレクリエーションランドへ向かうサイクリングロード
前回通らなかったサイクリングロードへ行くことにした。
緩やかな下り坂が続く。
今回はここらへんが紅葉の見頃だった。

秋を感じる色
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@一ノ瀬から、いがやレクリエーションランドへ向かうサイクリングロード
モミジ, カエデ以外にも秋を感じる色があった。

カラマツがオレンジに変わりつつあった
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@一ノ瀬から、いがやレクリエーションランドへ向かうサイクリングロード
カラマツがオレンジに変わりつつあった。

一ノ瀬川
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF), Ai AF-S Teleconverter TC-17E II, Kodak ELITE CHROME Extra Color 100 (EBX), Nikon F100
@一ノ瀬から、いがやレクリエーションランドへ向かうサイクリングロード
サイクリングロード沿いに流れる一ノ瀬川。
秋色に染まる林の中を、落葉を乗せた水が流れていた。

EBX、彩度の高いものは逆に苦手なのかもしれない。
E100VSならまた違うのだろうか?

著者

西尾 健(にしお たけし)
石川県金沢市在住の素人フォトグラファー。
ダメ人間で写真が好き。フィルムの魅力に引き込まれ、フィルムで撮り続ける日々。
このWebサイトでは、主に自分用のメモと記録を、写真と文を交えて記事にしています。

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