パノラマ銀座を歩く(その5)

3日目、常念岳を往復し、一ノ沢へ下山する。

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日の出前の5時。
真っ黒な山に、ヘッドライトをつけたパーティーが登っていく。

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槍の肩に小屋の明かりがついているのが見える。
あちらにも、ここにいるみたいなのがいるんだろう。

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5時半過ぎ。
日の出と共に、モルゲンロートが始まった。
今までに見たことのない色だ。

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常念岳も朝日に染まってオレンジに。
さっきのパーティーが中腹に見える。

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その7分後。
朝日のオレンジ色が消えた。

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6時半、自分も常念岳を登り始める。
見ての通り、中~大の岩がゴロゴロと。
浮いているものも多く足首をひねったりしないよう、気をつけて登る。
それと、ペンキでマーキングしてあるが、よく見ていないとすぐに違ったところを登ってしまう。

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大パノラマが目の前に広がる。

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常念岳の頂上に到着。
蝶ヶ岳方面を望む。
左奥には富士山がちょこんと。

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大キレットの向こうに白山がうっすらと。
そのうちあっちからこっちを見たいところ。

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穂高の険しい山容がすぐそこに迫る。
左奥には乗鞍、さらに左奥に御嶽山。

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写真はいきなり下山途中へ飛ぶ。
一ノ沢への下山道では何度か沢を渡る。

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だいぶ高度を下げたところ(胸突八丁あたり)では、たくさんの花が咲いていた。
あまり登りたくない登山道で、下山でよかったと思った。

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メモ代わりに渡った橋を撮影しようとしていたら、リスが走り抜けていった。
しっぽ~!

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最後は森の中を歩き、少しゆっくり目に歩いていたとは言え、約4時間かかってやっと駐車場へたどり着いた。
実はこのお二人、その1の燕岳登山口で写っている方なのです。

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下山を始める前に常念小屋からタクシーを呼んでおいた。
さっきのお二人も同乗し、しゃくなげ荘へと向かう。(運賃を割り勘にしたので、だいぶ安くなりました。)

しゃくなげ荘の隣(?)の公衆浴場で汗を流し、帰路についた。


パノラマ銀座を歩く山行記

更新情報

2014.4.14
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著者

西尾 健(にしお たけし)
石川県金沢市在住の素人フォトグラファー。
ダメ人間で写真が好き。フィルムの魅力に引き込まれ、フィルムで撮り続ける日々。
このWebサイトでは、主に自分用のメモと記録を、写真と文を交えて記事にしています。

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