パノラマ銀座を歩く(その3)

荷物をまとめ、燕山荘を後にする。
表銀座, パノラマ銀座の醍醐味をたっぷりと味わう縦走路。

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スタートからすでに大パノラマが広がる。
槍ヶ岳の雄姿をずっと見ながらの縦走。
コースは、手前の斜面から中央に進み、尾根を通り、左から2つ目のピーク(大天井岳)に登る。(コースタイム3時間)
そのあと、写真左(写っていない)へと進む。(コースタイム3時間)

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朝日に照らされる縦走路。
一番いい時間帯。
太陽があたるこちら側は暖かいが、日陰は谷から吹き上げてくる風で少し寒い。

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下界は雲の中。
雲がなければ街も見えるのだろうが、まったく見えず。
よりいっそう遠いところへ来たという気分になる。
中央から少し右に富士山が頭を出している。

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蛙岩(ゲーロいわ)あたり。
こんな岩の間を通っていく。(道自体に危険なところはなし)

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汗でレンズが曇っていたせいか、ソフトフィルターをかけたような一枚。
長袖シャツ + レインジャケット(上)の服装だと、稜線の東側に出ると少し汗ばむくらいだった。
これはこれで…

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稜線の紅葉具合はこんな感じで、始まったところ。
陽光に葉が輝き、まぶしいほどだった。

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2600mを超える稜線にサルがいた。
ハイマツの実(いわゆる松ぼっくり)をむしゃむしゃと食べていた。

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燕山荘を出発して約2時間、目の前に大天井岳がせまってきた。
その右には槍ヶ岳がちょこっとだけ見えている。
ここからだいぶ登りそうな雰囲気。

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やっぱり、だいぶ登るみたい。
「遠いナァ」というのが正直な感想。

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縦走路中に1箇所だけある鎖場。(通過後に下から見たところ)
足を置くところと、つかむところが少なめの場所だが、鎖がなくてもなんとかなりそうな場所。
高さは5mくらいなので怖いということもなし。

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かなりしんどい所を登りきり、大天荘にやってきた。
(写真は別角度からの撮影。コース的には小屋の右側へ登ってくる。)
小屋から頂上へは片道10分。
荷物をデポし、カメラだけ持って頂上へ。

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さっきのしんどい所で約1時間かかっているうちに、雲がかかってしまっていた。
大天井岳からの眺めはいまひとつだったが、まぁ、しょうがないやね。
左奥に梓川が見えている。徳沢あたりかな?

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目指す常念岳も雲の間から少し見えるだけ。
ここから常念小屋のコースタイムが3時間だが、やっぱり遠く感じる。
昼食をとり、午後の縦走に備えることにした。

その4に続く


パノラマ銀座を歩く山行記

更新情報

2014.4.14
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著者

西尾 健(にしお たけし)
石川県金沢市在住の素人フォトグラファー。
ダメ人間で写真が好き。フィルムの魅力に引き込まれ、フィルムで撮り続ける日々。
このWebサイトでは、主に自分用のメモと記録を、写真と文を交えて記事にしています。

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