”Ai Nikkor 45mm F2.8P”(リンク先:Nikonの製品ページ)と”接写リング”で検索されている方がいるようなので、少しメモを書いておきます。
僕が使っている接写リングは、以下の2種類です。
- Nikonのオート接写リング(PK-11A 8mm, PK-12 14mm, PK-13 27.5mm)
電気接点なし。
絞り環による物理的な絞込み機能。(絞り環の無いGタイプレンズは絞りの操作ができない)
D200等より下の機種だと、カメラの露出計が動作しないため、マニュアルモード(M)での撮影のみ可能。 - Kenko(ケンコー)のデジタル接写リングセット(12mm, 20mm, 36mm)
電気接点有り。
Exifへの撮影データの記録可能。(接写リングを使ったかどうかはExifには記録されず、通常のExifだけ。)
AF可能。(ボディ内モーターでのAF, レンズ内モーターでのAFどちらも可能。)
VR可能。(可能っていう表現はアレだが、VRが動作するので手持ちで無理もできる。)
どちらもAi Nikkor 45mm F2.8Pと組み合わせて使えるけれど、Kenkoのデジタル接写リングセットの12mmだけは物理的に装着できないので注意が必要。
# Ai Nikkor 45mm F2.8Pには20mmを着けることになり、ワーキングディスタンスが15cmくらいになってしまい、ちょっと近すぎで使いづらい。
あと、これは某所で教えていただいたのですが、Nikonの接写リングとKenkoの接写リングを組み合わせた状態(レンズ無しの接写リングだけ組み合わせた状態)で持ち運ぶと、Nikonの接写リングが壊れるとのことです。
Kenkoの接写リング内部の絞り制御用レバーが運搬中にカチャカチャと(実際カバンに入れていてもカチャカチャ聞こえる)動き、これがNikonの接写リングの絞り制御用レバーにダメージを与えるようです。
それと、レンズとの組み合わせによっては、接写リングを使用することで四隅がケラレることがある。
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)とKenkoの接写リング2個(20mmと36mm)を組み合わせた場合、F8以上に絞るとケラレがはっきりと確認できた。
# 四隅はF2.8~4だと周辺減光でボンヤリ暗い、F5.6は気にならない程度、F8以上はクッキリと真っ黒。
後玉径がマウント径いっぱいいっぱいで、接写リングの内径の方が小さいことが問題かな?
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dも後玉径がでかいけど、こっちは未確認 :-)
更新情報
2014.7.8
ニコンWebサイトのURL変更に伴うAi Nikkor 45mm F2.8Pのリンク切れを修正。