映画、スタンド・バイ・ミー。
語り手の回想として、4人の少年たちのひと夏の冒険が淡々と描かれていく。
映画の大半はこの冒険に焦点が当てられ、少年たち言動をなぞっていく。
その冒険が終わり、ラストシーンでは語り手が思いを綴る。
あの頃のような…
で始まる言葉に、どーんと心を打たれて涙、涙、涙。完全にやられた。
夏の冒険は、このラスト数分のためだけに描かれていたのだ。
Leica M6のフレームライン、28mmは画面端までいっぱいいっぱいで、なんとも狭くて窮屈だ。
それに比べ、Zeiss Ikonのフレームラインは28mmでも余裕があり、広々とした視野が得られて気分爽快である。
しかし、その気分の違いは、フィルムには写り込んでいないようだ。