クロスプロセスしたフィルムのスキャン

立入禁止区域の花

@五郎島

Nikon FM + AF 50mm F1.4D + Velvia 50
ナニワカラーキットNで自家現像(クロスプロセス)。

以前、立入禁止区域の花として掲載した写真と同じ場所で別カット。

クロスプロセスしたフィルムを、本当にちゃんとスキャンできているかを確認するため、スキャナ(のドライバ)の設定を変えて再スキャンしてみました。
ニコンのフィルムスキャナが欲しいんだけど、ちょっと手が出ないので、Canon MP960でスキャンしています。

話が少々それますが、MP960のいいところは、35mmスリーブで12コマを一気に取り込めること。悪いところは、専用フィルムスキャナに比べたときのクオリティーの低さと、スキャン速度の遅さです。


  • ”カラーネガ”モードでスキャン。
    これまで、この方法でスキャンしていました。
    高コントラストとなり、空が白とびがし、全体にわたって細部のディテールがつぶれる。

  • ”カラーポジ”モードで、トーンカーブをネガ反転の設定にしてスキャン。
    コントラストは普通か低め(カラーネガフィルムっぽい)。
    細部のディテールはちゃんと残る。

んー、どれが本当なのかよくわからなくなりました。
とは言え、右の写真ではネガで撮るのと変わらない感じなので、やる意味が薄そうです。

一度、プリントに出してみようと思います。

真紅の薔薇

金沢南総合運動公園バラ園

@金沢南総合運動公園バラ園

Nikon FM + AF 50mm F1.4D + PK-11A + Velvia 50
ナニワカラーキットNで自家現像(クロスプロセス)。
カラーネガスキャン後、若干トリミング。

-1/2(左), 0(真ん中), +1/2(右)の3カット撮影(手持ち撮影なので多少ずれてます)していたものを参考程度に載せておきます。
いずれもスキャン後、若干トリミングしただけ。

-1/2(左), 0(真ん中), +1/2(右)の3カット

今回採用した-1/2以外の2カットも、失敗というわけではなく、どれもいい味です。
”真紅”というイメージにマッチしたのが-1/2のカットでした。
さらに-1/2くらいしておいたら、もう少し薔薇の暗部が締まったかも。
次回は-1, -1/2, 0の段階露出かな?

立入禁止区域の花

@五郎島

Nikon FM + AF 50mm F1.4D + Velvia 50
ナニワカラーキットNで自家現像(クロスプロセス)。
カラーネガスキャン後、若干トリミングと、露出-1ちょい。(撮影は±0)

VelviaとVelvia 50は、同じ仕上がり傾向ぽい。

アヤメ

@尾山神社

Nikon FM + AF 50mm F1.4D + PK-11A + Velvia
ナニワカラーキットNで自家現像(クロスプロセス)。
カラーネガスキャン後、若干トリミングと、ハイライトをチョイ下げ。

ハイライトがオーバー気味に仕上がってくるので、-1/2のこのカットでギリギリ許容範囲。
-1くらいでもよかったかもしれない。

山積み

@21世紀美術館

Nikon FM + AF 50mm F1.4D + Velvia
ナニワカラーキットNで自家現像(クロスプロセス)。
カラーネガスキャン後、スクエアにトリミング。

ヤフオクで入手した、期限切れVelvia(2001年)。
クロスプロセスの仕上がりチェックのため、ほぼすべてのカットを-1/2, ±0, +1/2の3枚ずつ撮影したが、-1/2でも結果はオーバー気味。
-1くらいにしとかないと、ハイコントラスト化によって、ディテールが飛ぶ。
特に明るいシーンや、今回のような明暗差の激しいシーンは要注意。

ネットでよく見る、

クロスプロセスは+1から+2オーバーで

というのは、自分の場合、まったく当てはまっていない。
+1でもほぼハイコントラストでディテールが出なくなる。