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沖縄 2016年 5日目

目次

7時すぎに起床。晴れ。
台風16号は九州の方へ移動したようで、帰りの飛行機も問題なく飛ぶようだ。

今日の予定は、朝食だけ食べに出かけて、あとは金沢へ帰るだけ。

これはウチナータイムではない

壺川のメルキュールホテル沖縄那覇から歩いて10分、泉崎のオハコルテベーカリーへ。何やらモーニングセットのようなものが食べられるらしい。
僕はポーク卵おにぎりなんかを、ホテル隣のファミリーマートで買って来て食べるので十分だったのだけれど、同行人の希望で食べに行くことに。

朝の那覇市内は、車の通りも少なく静かだった。

オハコルテベーカリーの開店(7時半)と同時くらいに店内へ。
店の左半分は喫茶エリアで、右半分は雑貨や輸入食材、そしてパンの販売エリア。
喫茶エリアはそこそこの広さがあり、30〜40席はありそう。
いわゆるオシャレと呼ばれる部類の内装。

開店と同時くらいに店内へ入ったのは、僕たちを含めて6〜7人。
そのあともポツポツとお客さんが入ってくる。

店員さんの数が足りてないのか、ホールの担当が1人しかおらず、なかなかまわってこない。水もなかなか出てこない。水が出た後も、注文をなかなか聞いてもらえない。
少し苛立ちを感じ始めた頃、ようやくトースト スクランブルエッグ&ソーセージセット(750円)とトースト・スープセット(650円)を注文することができた。

そこから長く、長〜く、長〜〜〜く、待つこと45分、ようやく食事が提供された。

この頃には、喫茶エリアは何も食べてない人でほぼ満席になっていた。

まず出されたのは、トースト スクランブルエッグ&ソーセージセット。
味の方は至って普通だが、45分待って食べるものでは無い。それと、トーストにはバターもしくはマーガリンが欲しい。
セットのコーヒーや、同行人が頼んだトースト・スープセットは、これを食べ終える頃にようやく運ばれてきた。

昨日今日オープンしたばかりの店でも無いのに、このサービスの悪さは一体どうしたんだろう?まさか、これがウチナータイムとか?
えー!あらんど。だるまそばうてぃ超スピードやいびぃたんど。(意:いや!違うよ。だるまそばでは超スピードだったよ)

朝から若干気分の落ち込む体験だったが、これも神が遣わされた使徒の一つと解釈し、ホテルへ戻る。

那覇空港へ

9時前にホテルをチェックアウトし、モノレールで那覇空港へ。
大きな荷物を持った観光客でモノレールは満員だった。

那覇空港の出発フロア、JALの手荷物カウンターには長い列ができており、預け終わるまでには20分ほどかかった。

空港では特にやることがなく、少し早めに保安検査を済ませて出発ゲート23番付近へ。
隣のゲートでは、ジンベエジェットが出発の準備をしていた。

帰りの便、JTA036便は、那覇空港を11時15分に出発し、小松空港へは13時半に到着する。昼飯時を挟んだフライトため、途中で腹が減りそうだと考えて大東寿司を売店で購入。
ついでに(?)ソフトクリームも購入。うまいんだなこれが。

飛行機の離着陸などを眺めていると、11時すぎに搭乗が始まった。
8割くらい(?)の搭乗率だが、空席もちらほら見え(僕の隣も空席)、混んでいると言うほどでは無い。

出発前のアナウンスによると、小松空港で航空祭が開催されている影響で、着陸前に上空待機する可能性があるとのこと。さて、どうなることやら。

短い沖縄滞在もここまで。
また来るぞという思いと共に、RWY18を離陸。

飛行機から見えた沖縄

離陸後、左旋回して沖縄本島に沿うように上昇していく中、平和祈念公園の平和祈念堂が雲の間から見えた。
戦争のことを30秒ほど考える。

しばらくすると、辺野古、キャンプシュワブが見えた。
昨年、2015年の3月に辺野古を訪れた際のこと(沖縄紀行 2015年 3日目)を思い出す。

またしばらくすると、海岸線が見えた。
あやふやながら、地形と川の具合から、あの辺りはサンライズひがしかな?と思いつつ、特産品直売所やレストランのことを思い出す。

この後、できることなら東村、高江も見たかったが、雲が厚くなり願い叶わず。

帰ってきてから調べてみたら、やっぱりサンライズひがしだった。わぉ。

帰りも待機

特にすることもないので、窓の外を見て過ごす。
洋上を飛行しているため地形を楽しむことはできないが、虹が見えたり(写真中央にうっすらと写っている)して、それなりに楽しむことができた。

11時50分、機長アナウンスが入る。
この後の飛行ルートは、紀伊半島から名古屋を経由して小松へ向かうとのこと。
到着は13時35分(定刻より5分遅れ)の予定ということで、大きな遅れはなさそうかな?

12時50分ごろに紀伊半島がチラッと見え、どの辺りを飛んでいるのか地図で確認したりしていると、CAさんのアナウンスが入り、13時5分に降下を開始し、13時15分にベルト着用サイン点灯予定とのこと。

しばらくして降下が始まったが、ベルトサインが点灯しないなぁと思っていたら、13時17分に再び機長アナウンスが入り、小松空港の西で上空待機するとのこと。飛行機は陸地を離れて海上へ。
続いて伝えられた着陸予定時刻は、14時00分(定刻より30分遅れ)。これには乗客全員が「えー!?」という雰囲気だった。

どうせ長く待たされるのならば、と、このタイミングで大東寿司をいただく。
やっぱり旨い。少し甘めのシャリとヅケにされたネタ(鰆)のうま味が口の中へ広がる。もう一箱買っておけばと思っても、もう遅い。次もまた買おう。

飴を配って歩いていたCAさんが、「ブルーインパルスの演技が始まってしまいましたもので…」と少し前の席で状況を説明している。

行きも帰りも待機となった。
行きの待機は原因が事故だからしょうがない。文句なんてひとっつもない。
けれど、帰りの待機は人為的なものだから、多少は腹が立つ。自衛隊が見舞金でもくれるんなら話は別だけど、それも無いしね。

などど考えていると、13時28分にアナウンスが入った。
着陸予定時刻が早くなり、13時40分に着陸予定とのこと。えっ!?いきなり20分も早くなったの?
みんな慌ただしく着陸の用意。のんびりし始めた頃になって、急に言われても困るヨォ。

予期せぬ遅延

すぐにベルトサインが点灯し、13時42分に着陸。
無事に小松空港へ到着した。

14時前、預けた荷物を受け取ってバス停へやってきたが、バスが来ていない。
到着便に合わせてバスが運行されているので、空港から出て来たらバスは必ず待っているはずなのに、どうしたんだろう?
運行会社(北鉄)の案内人もおらず、ただ並んで待つのみ。

15分ほど待ってもバスが来ず、しびれを切らした同行人が状況を聞きに行くと、「もう来ます。もう来ます」としか答えず、全く答えにならない回答だった。道が混んでいるから遅れているのか、バスが故障したり事故があったのか、別の交通手段へ切り替えるための判断材料が欲しいのに、なんだよその回答は。

これに比べ、行きの飛行機の到着が遅れる事に対し、具体的な説明を含んだ的確なアナウンスをおこなったJTAの機長は、素晴らしかった。
空(飛行機)と地上(バス)だから、まさに雲泥の差というわけか。だが、北鉄よ、泥にもほどがあるのではないか?

結局、バスがやって来たのは14時23分。
バスを30分も待つことになろうとは、台風16号や航空祭の影響以上に、予期せぬ出来事だった。

航空祭帰りの車で少し渋滞があったが、15時30分ごろ金沢駅に到着し、その後、帰宅した。

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