2016年9月15日から19日まで、連休を利用して沖縄を訪れた。
前回、2015年3月に訪れてから1年以上がたち、そろそろ沖縄分を補給しないとマズいと感じるようになってきた。
特に食関連、沖縄そばはもちろんのこと、食堂でローカルな味を堪能したい、というわけで沖縄へ。
JALのマイルを利用して航空券を確保したが、9月16日の小松-那覇便が満席だった[1]ため、1日前の9月15日に出発することにした。同行人は翌日の9月16日に出発し、那覇で合流する予定。
目次
- 金沢を出発し小松空港から沖縄へ
- ホールディング
- 着陸やり直し
- まず向かった先は
- 夕食
- 本日の宿
- ぶらぶらと
- 部屋飲み
金沢を出発し小松空港から沖縄へ
12時45分、金沢駅から空港リムジンバスに乗り、小松空港へ向かう。バスは6割ちょっとの乗車率。
順調に高速道路を走って小松インターを降りると、河原の土手や見晴らしの良さそうなところに、バズーカ(=超望遠レンズ)を抱えたおじさんがいっぱい。普段人がいないところにたくさんの人が並んでいるので、異様な光景になっている。4日後の9月19日の小松基地航空祭に合わせた訓練飛行などを撮影するため、全国から(?)集まってきたようだ。
小松空港へ着いたのは13時40分。
JALのカウンターで荷物を預け、保安検査場を通過してゲート前の待合所へ。
トイレへ行ったり売店で買い物したりしていると、すぐにJTA037便(小松-那覇)の搭乗案内が始まった。
14時くらいに搭乗し、席に着く。
パッと見える範囲の搭乗率は6〜7割くらいで、それほど混んではいない。
なのに僕の席は、隣に見知らぬ2人がやってきて3席とも埋まっている。なんでよ。
14時10分にドアクローズしてプッシュバック開始。滑走路へ向かうタキシングの速度が異様に速くてびっくり。航空祭関連で急ぐ必要があったのだろうか?
14時15分ごろ滑走路06を離陸し、ぐんぐん上昇していった。
14時半、ベルトサインオフ。
前の座席が3席とも空いているのでそちらへ移動し、小松空港の売店で買ってきたウィスキー水割りを開けてまったり。
眼下の景色を楽しみながらのウィスキーが、ここ何年かの楽しみになっている。
しばらくすると、左手に鳥取砂丘が見えるとのアナウンスが入るが、こちらの右側座席からは海が見えるだけだった。
その代わり、松江のあたりで隠岐の島を見ることができた。”島流し”という言葉から思い浮かぶのは辺境の地や絶海の孤島というイメージだったが、意外と近いと思える距離だった。
続いて、山陰から山陽、瀬戸内海を超え、九州の眺めを楽しんだ。
少し残念に思ったのは、JTA機内誌のCoralwayに掲載されている地図がとても小さい(=広域地図)ため、「あそこに見える海岸線はどこだろう?」と思っても、確認するのが難しいこと。もうちょっと詳細な地図だと嬉しいなぁ。
鹿児島を通過し終わった15時40分ごろ、機長アナウンス。
飛行は全て順調で、定刻(16時35分着)よりも少し早く到着できる見込みとのこと。
到着地の那覇は晴れ、気温は31℃ということで、けっこう暑そう。金沢は少し秋の気配を感じるようになってきたが、そこからあの暑い夏へ戻るのは、デブーにはちょっとしんどいかも。
懸念していた台風16号は、沖縄本島を逸れて先島諸島の方へ進むため直撃は無さそうだと聞き、少しホッとする。
アナウンスの後は機内販売などが行われていたが、これといって気になるものはなし。まぁ、コスメだとかバッグなんてのは、僕(=おっさん)向けではないしなぁ。
16時ごろに降下開始予定ということで、ベルトサインが消えているうちにトイレへ行っておいた。
15時50分ごろ右手に奄美大島が見える(右側座席なので見られない)とのアナウンスがあり、16時には予定通り降下を開始した。
ホールディング
降下を始めてしばらくたった16時8分、右へ旋回。
ん?
右へ旋回?
那覇空港まではまだ距離があるし、沖縄本島の北側を飛んでいるのにどうして右へ旋回するんだろう?と思っていると、伊平屋島が視界に入ってきた。
まだ右旋回は続いている。
伊平屋島がこの形に見えるということは、到着地の那覇とは反対方向に飛んでいることになる。
那覇空港で何かトラブルでもあって引き返したりするのかな?などと考えているうちに右旋回が終わり、伊平屋島に沿って北東方向へ水平飛行するようになった。
しばらくするとまた右へ旋回し、伊平屋島の周りを回っている。
どうやらここでホールディング(待機)しているようで、16時15分には2周目に突入。
ベルトサインも点灯せず、CAさんがコップに入れた水を配って歩いているのを見て、しばらく時間がかかりそうだと感じ取った。
2周目の途中、16時19分に機長からアナウンスが入る。
その内容は、
- 少し前に那覇空港へ着陸した飛行機でバードストライクが発生し、滑走路のチェックなどが行われているため現在待機中。
- まもなく滑走路の使用が可能となるが、この飛行機の着陸順序は12番目で、出発を待っている飛行機もいるため、少し時間がかかる。
- 那覇空港への到着が遅れることになるが、到着便と出発便の全てが遅れているので、乗り継ぎに支障はない。
- 燃料は十分に搭載しているので問題なし。
とのこと。
また、一通りのアナウンスが終わった後、16時45分に着陸予定と伝えられた。
現在の状況に関して具体的な説明を含んだアナウンスは、的確で安心感のある非常に良い内容だった。
伊平屋島上空でのホールディングは2周で終わり、少しずつ高度を下げながら那覇空港北側の海上へ。
着陸進入の許可が出たとCAさんからアナウンスがあり、16時29分にベルトサインが点灯。
荷物を足元に押し込み、ベルトを再確認して着陸に備える。
飛行機の右前方(写真では水平線の左隅)、遠くに那覇が見えている。
着陸進入やり直し
フラップを下げて速度を落とし、海面がすぐそこに見えるところまで降下してきた。波しぶきもはっきりわかる。
さぁいよいよ着陸だというとき、またしても機は大きく右へ旋回し、フラップを上げながら着陸コースを離れていった。
ビデオ内のアナウンスの通り、大型船が空港の手前を通過中だったため着陸の許可が出ず、着陸をやり直すことになったと伝えられた。
機内の雰囲気としては「ああ、そうですか。どうぞどうぞ」といった具合で、ほとんどの人が大して気にしていない様子。
那覇から乗り継ぎする人も、乗り継ぐ先の飛行機が遅れているので、特に心配は無い模様。
今回の飛行ルートはこんな具合。
北東から飛んできて伊平屋島を2周。そして最後に着陸をやり直し。
着陸をやり直して最終進入する際、その原因となった大型船が見えた。
10年ほど前にプレイしていたゲーム、ぼくは航空管制官2沖縄・南諷(なんふう)の航跡で、今日と同じく、滑走路手前を大型船が横切るというシナリオがあったなぁと思い出していた。
僕がプレイしていたバージョン2は1998年に発売されたもので、いつの間にやら、3を通り越して4が現行版になっていた。
16時57分、那覇空港へ着陸。
ゲートまですんなりと進み、16時59分にゲート着。
預けていた荷物を受け取り、17時15分ごろには空港を出てゆいレール那覇空港駅へ。
湿度は高いもののムッとするほどではない。が、日差しは夏のそれで確実に暑い。陽も傾いた夕方だが、首や腕のあたりがジリジリきている。
まず向かった先は
今日と明日はゆいレールでの移動をメインにするため、お得な二日券(1200円)を購入。2日で6回以上乗れば元が取れる計算。
飛行機が定刻(16時35分)に到着したらラジオ沖縄へ差し入れを持って行こうと思っていたが、少し遅くなったので明日に持ち越し。遅くに伺うと迷惑かな?と。
宿のチェックインが19時からと少し遅めなので、宿の最寄駅、美栄橋駅のコインロッカー(400円。駅構内=改札内にコインロッカーがある)に大きな荷物を入れ、最終的にモノレールを降りたのは安里駅。
そして、やってきたのは理髪店 こうのいけ(安里店)。
小松空港へ向かうバスの中で、チェックインまでの時間をどうしようかと考えていたら、暑いし、そろそろ襟足がワイルドになってきたし、ということで髪を切ることを思い付いた。
ネットで調べて、手頃な値段で場所がわかりやすいこの店を発見。
いわゆる1000円カットの低価格店だが、カットは丁寧だし、オーダーした通りの仕上がり(※ここ重要)だし、十二分に満足。
これで涼しくなった。
夕食
散髪を終えた18時半、そろそろ腹が減ってきた。
夕食の行き先は決めていないが、何はともあれ沖縄そばということで、モノレール安里駅前の屋台そば駅前店 なかむら屋へ。
屋台というだけあって、歩道沿いの店舗正面にカウンター席が設けられているだけの小さなお店だ。
後からネットで調べたところ、店舗の横に4人がけのテーブル席が1つあるようだ。
注文したのは沖縄そば(600円)。
スープは少し薄味で、出汁もそれほど香ってこない感じたが、大きな肉がボンッ!ボンッ!と乗っているのには驚いた。これって普通の沖縄そばで合ってるよね?肉感たっぷりのボリュームに満足した。
そばを食べつつ、ふと顔を上げると、目の前にラジオ沖縄の番組、ティーサージパラダイスの耳撃ステッカーが貼られていた。おー、なんだかいい感じ。
で、このそばを5分ほどで食べ終え、美栄橋駅まで戻って宿へ向かう。
本日の宿
美栄橋駅から歩いて約10分、本日の宿、レンタルルーム前島に到着。
そう、ホテルではなくレンタルルーム。1階は食べ物屋で、2階がレンタルルーム。
チェックインは19時以降しか選べないが、一人で前泊するなら、風呂(シャワー)があって、個室でプライベートが確保されていればそれで十分と考え、1泊2500円のここに決めた。
値段だけで考えればもう少し安いところもあるのだが、ドミトリーやゲストハウスだと相部屋しか無く、落ち着かないのでパス。
部屋はこれだけ。扉を開いて見えたまんまがこれ。
ベッド、ハンガーラック、エアコン、右手前に小さな棚がありタオルが置いてある。テーブルや椅子はなし。
ちょっと食べたり飲んだりするのにちゃぶ台があったら嬉しいかも。
ぶらぶらと
一息ついて、再び行動を開始したのが19時半ごろ。
美栄橋駅からモノレールに乗って赤嶺駅まで行き、中古本を求めてブックオフ、ゲオ、マンガ倉庫の3軒をまわったが、目当てのものが見つからず美栄橋駅へ戻ってきた。
続いてジュンク堂へ行き、県産本をチェック。
”戦後100年へのメッセージ 2045年のあなたへ”という本が気になった。中学、高校の平和学習やその復習のために使うような本だろうか。学生向けのため、わかりやすく書かれているのが好印象。何があったのかを伝え、そしてそこから何を学ぶのかに話が繋がっていく。
明日は パレットくもじ のリブロへ行く予定なので、今日は見るだけにしておく。
んー、結局2時間くらいぶらぶらしてただけかも。
部屋飲み
帰る途中、マックスバリュに寄って酒とつまみを購入し、宿へ戻ってきたのは22時前。
シャワー室が空いていたので先にシャワーを浴び、それからのんびり飲み食べ。
今日のラストは残波。
明日の予定を考えつつ、持ってきた携帯ラジオでラジオ沖縄を生で聴き、残波をちびちびやって、23時半ごろ就寝。
沖縄 2016年 記事一覧
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更新情報
アフィリエイトリンク追加。
2016年10月27日
本文の構成を変更。
2016年11月3日
ラジオ沖縄のWebサイトリニューアルで番組ページのURLが変わったため、リンク先を変更。
脚注
- 飛行機全体が満席だったわけではなく、マイル利用による特典航空券に割り当てられた席が満席。 [↑]