フィルムスキャナPlustek OpticFilm 7400でスキャンした画像に、縞状のノイズが発生するようになってきた。
縞状のノイズはフィルムスキャナのセンサー走査方向へ沿うように発生していることから、ミラーに付着した汚れが原因と考え、分解清掃をおこなった。
そのメモを残しておく。
僕が所有するOpticFilm 7400以外でも、同様の形状のOpticFilm 8600などでも同じように分解できそうだ。
清掃手順
メーカー保証が効かなくなったり、誤って壊してしまったり、何かあっても泣かない気持ちで作業すること。
僕はブロワーでミラーをコツンとやってしまって半泣きになったけど、なんとか大丈夫だった。
- 準備
電源ケーブルとUSBケーブルを抜く。
プラスドライバーを用意する。 - 左右のゴムカバーを外す
隙間に爪を入れて引っ張る。
ゴムカバーは穴にはめてあるだけなので、簡単に外すことができる。
ボディの反対側も同様。 - ゴムカバーに隠されていたネジを外す
プラスネジ2個を外す。
ボディの反対側も同様。 - ボディ背面のネジを外す
プラスネジ1個を外す。
- プラスチックカバーを外す
プラスチックカバーを外す前に、電源ボタンを押し”入”の状態にしておく。(カバーを引き上げるとき、中で引っかかるため)
カバーをまっすぐに引き上げる。
ちょっと引っかかりがあるが、ゴソゴソやってれば持ち上がる。 - LED光源を外す
引っ掛けてあるバネを外す。
奥の方のプラスネジ2個を外す。
これでLED光源の固定が外れる。
電源コード(上に見える赤黒コード)は接続したままにしておく。 - センサーを清掃
電源ケーブルとUSBケーブルを接続し、パソコンからスキャンを実行。
センサー部分がグゴゴゴ…と前へ出てくるので、掃除しやすい位置で電源ボタンを押して電源を切り、センサーを止める。
スリットの中にミラーがあるので、慎重に清掃。僕の場合は、ブロワーで吹いても埃が飛ばなかったので、無水エタノールを染み込ませた綿棒をスリットから差し込み(ギリギリ入るくらいの幅)、ミラーを直接拭いた。2往復を4セットくらいやると綺麗になった。
あとは手順を逆に組み立てて完了。
清掃結果
清掃前は、中央の船の右側上部の雲あたりに、縞状ノイズが出ている。
小さい画像では清掃前の縞状ノイズが分かりにくいが、確実に綺麗になった。
トーンカーブでノイズを強調するとこんな感じ。
清掃前がひどい…
まとめ
このフィルムスキャナはかなり分解しやすい構造なので、埃が気になったらさっさとクリーニングしてしまった方が画像も気持ちもスッキリする。
OpticFilm 7400を購入したのは2011年12月なので、5年弱使っていることになる。
スキャンする量や設置環境にもよるだろうが、年に1回くらいはメンテナンスしてもいいかもしれない。