メインで使っているMacのOSを、OS X El Capitan(10.11)から、macOS Sierra(10.12)へアップグレードした。
アップグレードに伴うソフトウェアとハードウェアの互換性について、メモを残しておく。
しばらくは随時更新
互換性のないソフトウェア
- Gutenprint
OSのアップグレード後、互換性のないソフトウェアとして使用できなくなる。
このソフトウェア自体を使っていたのかどうかも忘れているが、Canonの古いプリンタ、MP960を割と新しいOS Xで使うときに必要だったような気もする。
ソフトウェアのWebサイト、Gutenprint for Mac OS Xから、2016年9月21日現在の最新のバージョン(5.2.11)をダウンロードしてインストール。システム環境設定の”プリンタとスキャナ”で、ドライバの選択肢に
CUPS+Gutenprint v5.2.11
が出てくるので、OKとする。
対応が必要なもの
- Adobe Photoshop CS5
OSアップグレード後にMacが起動した時点で”Javaが無い”旨のメッセージが表示され、Dockへ配置していたアイコンが消失。アプリケーションの中には残っているアイコンから起動しても同じメッセージが表示されて起動できない。
TeX Alchemist Online:macOS Sierra (10.12) で Photoshop CS6 / Illustrator CS6 を使うを参考に、空っぽのディレクトリ
/System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk /System/Library/Java/Support/Deploy.bundle
を作成すると起動できるようになった。
Dockに表示されるアイコンが、あの青いPSというアイコンではなく、一般的なアプリケーションアイコンになってしまっているが、これはどういうことだ?2016年11月13日 追記
Macをセーフモードで起動したところ、PSアイコンが復活した。その後、通常モードで起動しても正常に表示されている。
- EIZO ColorNavigator 6
OSアップグレード後、ソフトウェアを起動させると、”終了します”のメッセージが表示されるだけで起動しない。
2016年9月21日現在の最新版(6.4.15)EIZO:カラーマネージメントソフトウェア ColorNavigator 6をダウンロードしてインストールすると、正常に動作するようになった。
対応OSにmacOS Sierraが含まれていないが、特に問題は起きていない。
問題なく動作したもの
- Adobe Lightroom 6.5
- スキャナ(Plustek OpticFilm 7400)とスキャニングソフトウェア(VueScan 9.5.57)
その他
- Magic Trackpadの二本指スワイプ速度(または感度)
二本指で上下や左右にスワイプする操作を行った場合、その操作の速度や感度が大きすぎる場合がある。
なお、SafariやiTunesでは問題は発生しない。- 例1:Lightroom
現像モジュールで、スポット修正や補正ブラシを選択したとき、マウスカーソルが効果範囲を示す円状のツールに変わる。
このツールの大きさをトラックパッドを上下に二本指スワイプして拡大または縮小すると、その変化が早すぎて微調整できない。 - 例2:VLC
動画ファイルを開き、トラックパッドを上下に二本指スワイプして音量を変えたり、左右に二本指スワイプして再生位置を変えたりすると、その変化が早すぎて微調整できない。
- 例1:Lightroom
- 辞書
英単語などを検索しようと文字を入力中に、突然終了する。
辞書の環境設定で、一旦全ての辞書のチェックを外し、
- ウィズダム英和辞典
- スーパー大辞林
- 類語例解辞典
の3つのみにチェックしてしばらく使用したところ、問題が発生しなかった。
他の辞書(Apple用語辞典やWikipediaなど)にもチェックをつけ、以前使っていた辞書に戻したところ、よくわからないが治ってしまった。
と思っていたが、たまに落ちる。 - Xcode 8.0
ほとんど使っていないけれどインストールしていたXcode。
El Capitanのときにインストールしていたのはバージョン7.3だが、macOS SierraやiOS 10に対応するバージョン8.0のアップデートがAppStoreで出てこないので、手動でインストールした。 - macOS Server 5.2 (16S1195)
本題から逸れるが、Mac mini (Late 2009)のOS X El Capitan(10.11.6)上で、macOS Serverが動作している。