ほぼ毎日持ち歩いているミノルタ TC-1、そのTC-1の機能設定レバー[1]の調子が悪くなった。
本来であれば、右か左へスライドさせた後、指を離すとバネの力で真中に戻ってくる。しかし、左[2]へスライドさせると、何かに引っかかっているのかバネが弱っているのか、指を離しても真中に戻ってこない。
僕は機能設定レバーで露出補正を行なうことがほとんど[3]なので、この不具合は撮影に大きく影響してしまう。
(株)ケンコー・トキナーに電話し修理料金の概算を尋ねたところ、
- 基本工賃: 18000円
- 部品代: 1300円〜
- 送料: 1500円
と、だいたい2万円ちょっとという回答だった。
電気・電子的な不具合ではなく機械・構造的な問題なので、この修理料金はちょっと高い[4]と感じ、ネットで修理業者を探したところ、株式会社エム・シークリニックを見つけた。
さっそく電話し、修理担当の方に変わってもらって修理可能か尋ねたところ、
「機械的な故障なので、とりあえず診てみましょう。私宛に送って下さい。」
ということで、その場で修理を依頼し、発送した。
そんなわけで、今は手元にTC-1が無く、日常の持ち歩き用としてのコンパクトカメラが無い状態。 代用として、Zeiss Ikon + Biogon 2.8/28 ZMを持ち歩いているが、これは日常持ち歩くサイズでは無い… やはり、TC-1も予備機を確保しておくべきなのだが、金銭的余裕がないため手が出せずにいる。
なお、修理の経過については、修理完了後にブログの記事として取り上げる予定だ。
前回の修理のときもそうだったが、
(修理に2万円かかるなら、クラッセWの新品でも買おうか)
という考えも頭をよぎった。
しかし、なぜTC-1を使っているのかというと、冒頭の写真のように、”ハッと息を呑むような”写真が撮れるからであり、やはりTC-1の代わりとなるものはTC-1しか無いのであった。
撮影データ
信号待ち / Wait for the signal
Minolta TC-1, Fuji NEOPAN 400 PRESTO, 自家現像
更新情報
2016年3月18日
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