力無く舞い降りた蝶

_dsc6131

Nikon D700, Ai AF Nikkor ED 180mm F2.8D(IF), 接写リング
尾山神社で梅を撮影中、目の前をふらふらと横切り、足下へふらふらと着地した蝶。
なぜに僕の前に着地したのか、その意味を少し考えた。

考えている内に蝶の姿は消えていた。

尾山神社の紅梅

_dsc5587

Nikon D700, Ai AF Nikkor ED 180mm F2.8D(IF), 接写リング
尾山神社には、数が少ないながらも梅があり、去年も撮影している。
今年の開花具合を下見しておこうと思って寄ってみたが、すでに咲いていた(三分程度)。
去年は2月中頃に撮影していたので、少し開花が早いのかもしれない。

_dsc5611

Nikon D700, Ai AF Nikkor ED 180mm F2.8D(IF), 接写リング
この日、天気が良かったので”青空をバックに…”と言いたいところだが、背景の青色は、実は隣のビルの窓。
ここまで背景がボケていると、そうとは気づかない。

メインの被写体の背景に書き割りを置けばそれないりに撮れそう。
花屋で梅の枝を買ってきて、PCのディスプレイにテキトーな青空を写して撮影すれば、逆転ホームランだな。

近場で葉っぱのスケスケを楽しむ(その3)

_dsc5730

Nikon D700, Ai AF Nikkor ED 180mm F2.8D(IF), 接写リング
リョウメンシダかな。
クルンと曲がった茎の形と先に行くほど細くなる葉が、マンデルブロ集合を思わせる。

_dsc6147

Nikon D700, Ai Nikkor 45mm F2.8P, 接写リング
ワラビ?
春に山菜として食べるアレ。
シダ系の植物は似たものが多くてよくわからないな。

-BTW-

本屋で写真集をいろいろ見てきた。

タイトルに”自然”が入っているものは片手ほどもなかった。
言葉の意味するところが広すぎるからなのか。

”○○の四季”のようなタイトルのものはかなり多かった。
内容は、”自然”のようでもあるが、単なる”風景”であることがほとんどだった。

四季で括る(もしくは分ける)のは、僕のポリシーにあまり合わない気がした。
梅も、ヒマワリも、紅葉も、雪山も、それはそれで。
気の早い桜も、雪に埋もれたモモジの葉も、枯れて茶色くなったアジサイも、それはそれで。

”季節”を撮るのではなく、”自然”を撮るのだというのを再確認して帰ってきた。