東山の住宅地を歩いていると、車の陰に身を潜め、壁に向かっている猫がいた。
視線の先には、トカゲが壁に張り付いている。
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3月11日の朝、いつものように、テレビでニュースを見ていた。
「あれから2年」という内容で構成された全国ニュースが終わり、地元局のニュースに切り替わる。
番組の後半、金沢市内のライブ映像をバックに石川県の天気や今日の予定を読み上げるコーナーがあり、その日テレビに映っていたのは、香林坊の交差点。
わずか10秒ほどの映像だったが、交差点の向こう側、大和アトリオの前に半旗が掲げられているのが見えた。
”そういう意”が、目に見える形で明確に表わされていた。
しばらく前から、テレビでは、この日に合わせたと思われる特集を、”また”よく見るようになった。
1年毎の区切りとしてこの時期に集中するのは分かっているが、それ以外の時期での取り上げ方はあまりにも薄いと以前から思っていた。
普段よく聞いているラジオでは、「忘れてほしくない。」という被災地の声を、以前から度々伝えていた。
思いは、見えたり、聞こえたり、読んだり、食べたり、触ったり… 何かしらの形で具現化されなければ伝わらない。
朝、半旗が掲げられているのを見て、そう思えた。
この日、金沢で、思いはどのような形になっているのかを、旗に注目して見て回った。
2月中旬、まとまった雪が降った後。
雪がやんで数日たっても、市内のあちこちにはまだ雪が残っている。
主計町の小さな緑地の片隅で、雪に埋もれていた笹。
昨年、2012年の10月末あたりからはじめた白黒写真の自家現像(参照: 当サイト内記事: ニコン製品不買運動)が、そろそろ損益分岐点(?)の30本に到達する。
最初はD76で現像していたが、途中からT-MAXデベロッパーを使用するようになっている。
液体タイプのT-MAXデベロッパーは、D76に比べで少し高価だが、その都度フレッシュな現像液を作成できるので重宝している。
そのT-MAXデベロッパーの残りが少なくなったので、ビックカメラ(のネットショップ)に注文したところ、”入荷次第出荷”の状態が数日続いた。
後から注文したフィルムの方が先に到着し、すでに撮り終わって現像待ちという状況になってしまい、早く現像して写真を見たいというワジワジした気分になった。
遅れること数日でT-MAXデベロッパーは届いたが、多少の自宅在庫はしておくものだと学習した。
3.11以降、朝食用のグラノーラや水割り用のミネラルウォーターなど、普段の生活で消費するものを、数日間の生活に耐えられるように備蓄しながら消費するようにした。
このやり方を、もう少し広げて実施した方が良いようだ。
雪の中の笹 / Bamboo in snow
主計町, 金沢市, 石川県 / Kazuemachi, Kanazawa, Ishikawa, JAPAN
Carl Zeiss Zeiss Ikon, C Biogon T* 2.8/35 ZM, フィルター:PO0 / Filter : PO0, Fuji NEOPAN 400 PRESTO, 自家現像
先日、大阪へ行ったときのこと、上本町のあたりを歩いていると、”小便無用”の看板が目にとまった。
ハサミの絵に”何か”を想像させられて怖い。股のあたりが、キューンとする。
しかし、ここに小便をするような者が、はたしてそれを想像する力を持ち合わせているのだろうか?
小便無用 / COMMIT NO NUISANCE
清風学園, 天王寺区, 大阪市, 大阪府 / Seifu Gakuen, Tennoji, Osaka, JAPAN
Carl Zeiss Zeiss Ikon, C Biogon T* 2.8/35 ZM, Fuji NEOPAN 400 PRESTO, 自家現像
2014.4.14
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