まえがき
2014年10月10日は、魚眼レンズの日と制定された。
(制定に関する詳細は、awane-photo.comの決定!「10月10日は,魚眼レンズの日」を参照)
これに合わせ、魚眼レンズで撮影を行ったのでここにメモする。
個人的に魚眼レンズウィークを実施
魚眼レンズの日が決定した10月1日から10月10日の開催まで約10日の猶予があったため、酔った勢いも手伝って
この時間なら言える!
10月10日の魚眼レンズの日まで、魚眼縛りで撮るぞっ!!(魚眼縛りって、エロなのか、キモなのかよくわからん響きにも聞こえるなぁ…)
— Takeshi Nishio (@jpskenn) October 1, 2014
と宣言し、個人的に魚眼レンズウィークを実施した。
サイドアームとして鞄にミノルタTC-1を忍ばせていたものの出番がまわってくることはなく、10月1日から10月10日までフィルム7本を魚眼レンズ1本で撮り切った。
撮影
撮影機材は、Nikon FM3A(またはNikon F100) + Ai AF Fisheye-Nikkor 16mm F2.8D。
レンズ後部(マウント側)にバヨネット式のL37C(UV)フィルターを常時装着。
白黒フィルムでの撮影を考慮し、レンズを中古で購入した際に欠品していたO56(橙色)フィルターを新たに購入し、白黒フィルム2本で使用した。
魚眼レンズの日に向け、強化パーツ入手!
(魚眼レンズを中古で買ったときには、L37cしかついてなかったので。) pic.twitter.com/XEQzxciKBM— Takeshi Nishio (@jpskenn) October 6, 2014
撮影手法としては、F5.6からF8まで絞りパンフォーカス的に撮影することが多かった。(と言うよりも、放っておいてもパンフォーカス的に写ってしまうと言った方が正しいか。)
また、実験的に数カットのみ、1.4倍テレコンバータのTC-14ASや、オート接写リングのPK-11Aを組み合わせて撮影した。
テレコンバーター使用時は通常撮影時の中心部分を抜き出したように、またオート接写リング使用時はレンズ前玉から数センチの距離で撮影できるのが特徴。
撮影結果
水平・垂直に対するレンズの向きや画面内の被写体の配置によって、ぐんにゃりと曲がった非現実的な魚眼レンズらしい写真になったり、ある程度自然で普通っぽい写真になったりもする。
また、実験的にテレコンバーターや接写リングとの組み合わせて撮影したが、魚眼レンズの幅を広げる良い手段だと思える撮影結果となった。
魚眼レンズの日(→Flickrアルバム:The day(s) of Fisheye lens, 2014)
魚眼レンズでの定点観測
あとがき
「これほど魚眼レンズと共に過ごすことは、後にも先にも無いのではなかろうか?」と思うくらい、魚眼レンズ漬けの日々だった。
その広大な画角とぐんにゃりと曲がる描写に、撮っていてストレスが溜まるかも…と思っていたが、そんなことは一切なく、楽しく撮影出来た。F5.6からF8あたりまで絞れば、ピント固定で見えるものすべてが写るという取り回しの良さ、そこそこ明るい開放F値の2.8、25cmまで寄れる最短撮影距離(普段使っているZeiss Ikonシステムでは70cm、ミノルタTC-1では45cmが最短)といったレンズの特徴から、いつでもどこでも連れて歩けるレンズだと気がついた。
今後は魚眼レンズを使用することが増えるだろう。
関連情報
- awane-photo.com
撮影日記:10月10日は「魚眼レンズの日」
更新情報
2014.10.20
魚眼レンズでの定点観測を追加。
2014.10.29
関連情報を追記。
2016.3.21
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