沖縄ぶらり一人旅 2014年 6日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 6

十分な睡眠で体力を回復し、6時起床。
8時頃にホテル近くのA&Wで朝食を摂り、古島駅からモノレールに乗って坪川駅へ。
メルキュールホテル那覇内にあるOTSレンタカーにて手続きを済ませ、レンタカー(今回はトヨタのAQUA)を借りて出発。

今日は中部と南部をまわる予定。

中城城跡 / Nakagusuku-jo
一般道と高速道路を50分ほど走って、まずやって来たのは中城城跡。
入場料400円を支払い中へ。

ツワブキが咲く / yellow-flowered
入り口付近に咲いていた黄色のツワブキが綺麗だった。
中城城の模型があり、三の郭、二の郭、一の郭など、全体像を用意に把握することができた。

三の郭へ / to the 3rd ward
短い階段を上り、三の郭へ。

久高島に光が降る / sunlight shines Kudakajima
英語併記の案内板の通り、ここからの展望は素晴らしく、久高島[1]へ光が降り注いでいるシーンを見ることができた。

大井戸(ウフガー) / UFUGA
城内には大井戸(ウフガー)と呼ばれる井戸があったが、そこに供えられた賽銭がなぜか外国硬貨だった。先ほどの英語併記の案内板もふまえ、米軍基地の関係者がたくさん訪れているのだろう。

一の郭への門 / gate to the 1st ward
二の郭から一の郭への門をくぐってさらに奥へ。
と、その先は修復工事が行われていた。

分解され番号の振られた城壁石積み / disassembled castle wall
城壁解体工事で分解された城壁。
いくつあるのかわからないが、その全てに番号が振られている。

超3Dパズルを組み立てる / rebuilding super 3D puzzle
分解された城壁を組み立てる様子を見ることができた。

工事の様子 / how they rebuild it
損傷の激しい箇所(左上の2個など)は新しく作り直され、組み立てている。

城の裏には怪しげな建物 / mysterious ruin at the back of castle
一の郭を抜け城の裏へ出ると、その先には怪しげな建物があった。
後日、調べたところ中城高原ホテル(の廃墟)ということがわかった。

ペリーの見た風景 / the landscape where Commodore Perry saw on 1853
西の郭から正門を見た風景。
これはパンフレットにも載っていたが、1853年に来島したペリーが見た風景である。

中城城跡の見学を終え、昼には少し早いが以前から気になっているものを食べに行こうと思う。

テイクアウト専門店 プラス1 / Plus One the tacos shop
沖縄市にあるテイクアウト専門店 プラス1にやってきた。
ラジオ沖縄の番組、ティーサージパラダイスでここが旨いと聞き、一度食べてみたいという願いがついに実現。

ROK関連ステッカーがいっぱい / full of ROK stickers
カウンター隣の窓には、ラジオ沖縄の番組関連ステッカーがたくさん貼られていた。

タコライス(小)マイルドソース / TACO-RICE (small) with mild sause
購入したのは、タコライス(小)のマイルドソース。350円。
(大)のパックも見せてもらったが、一人で食べると完全に満腹になるサイズだったので(小)にした。

店の前にもテーブルが用意されておりそこで食べることもできたのだが、道の駅かでなへ向かうところだったので、そちらへ移動して車内でいただいた。
味は最高・最強。
ミートたっぷり、レタスシャッキリ、ソースウマウマであった。
次回はホットソースも試してみたい。

展望デッキにはテレビ局も / TV crews at viewing deck
道の駅かでなでは、まず3階の学習展示室を見学した。米軍嘉手納基地について、その概要と問題点などを知ることができた。学習展示室中央の巨大なジオラマでは、嘉手納町の大部分が基地で占められていることがよくわかった。

その後、屋上の展望デッキへ上がると、一般の見学者に加えテレビ局が陣取っていた。

嘉手納基地 / Kadena base
展望デッキから見える嘉手納基地。
オリジナルサイズはこちら

マキノコ製作所 / Makinoko Seisakusyo
道の駅かでなでの短い見学の後、少し車を走らせ、読谷村のマキノコ製作所へ。
カーナビの目的地にセットして向かったが、住宅地のため最後はちょっと迷いながら到着。

中へ入るとマキノコさんサイトウさんと、好奇心いっぱいのわんこが。
同居人へのおみやげに、サイズ、色、デザイン、名前などをオーダーして島ぞうりを作ってもらうことに。
30分から1時間ほどで仕上がるということで、その間に読谷村の戦跡を見学することにした。

チビチリガマへ / to Chibichiri-gama
一つ目はチビチリガマ。
上陸した米軍が迫る中、米軍にひどいことをされると考え(教えられ)、多数の人々が集団自決(強制集団死)したところ。

花や千羽鶴がたくさん供えられている / many many flowers and thousands of paper cranes are put on
階段を下ると、少し開けたところに出る。
奥のガマには、たくさんの花や千羽鶴が供えられていた。

ガマ内部は真っ暗(フラッシュ使用) / darkness inside (flash fired)
ガマ内部は真っ暗である。

この道で合っているのか? / Is this road correct?
二つ目はシムクガマ。
先ほどのチビチリガマとは対照的に、ハワイからの帰国者の助言により、集団自決(強制集団死)せずに投降したところ。

なのだが、道がよくわからない。
近くの公園にいた地元の人に場所を聞き、やってきたのがこの道。
少し進んだ所も野っ原で、かなり不安であったが、シムクガマに関する注意書きの看板を見て一安心。

森の奥にシムクガマ / Shimuku-gama at the back of grove
森の中をしばらく進むと、シムクガマに到着。

中は真っ暗(フラッシュ使用) / darkness inside (flash fired)
こちらも中は真っ暗であった。

かなり奥まで続いている / large space inside
かなり奥まで続いているが、ヘッドライトを忘れてきたためここまで。

ガマの中から外を望む / see outside
ガマの中から外を見る。
当時、どういう気持ちでこの景色を見ていたのだろうと思うと、息の詰まる感じである。

油味噌玉子おにぎり / Aburamiso rice ball
マキノコ製作所に寄って頼んでおいた島ぞうりを受け取り、一路南部へ。
途中、中城パーキングエリアで油味噌玉子おにぎりを頬張る。
味としては素朴なんだけど、これが十分おいしい。

平和祈念資料館 / Okinawa Prefectual Peace Memorial Museum
何度か沖縄を訪れているが、今回、平和祈念資料館を初めて見学。

展示内容は、琉球処分から、第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして沖縄戦へと続く歴史。その中での皇民化政策。そして、戦後のアメリカ世と復帰、太平洋の要石とされる状態など。
沖縄が本土とは全く別の場所と時間を歩んできたことを再確認。

最後に証言ビデオを数本閲覧したが、その中で戦争によってひどい状態となったことについて「教育が間違っていたんじゃないかな…」という言葉が、今の自分達に向けられているように感じた。

魂魄の塔 / Tower of soul
この日、最後に向かったのは魂魄の塔。
たくさんの、本当にたくさんの遺骨が納められた/納められ続けているところ。
色々な思いが浮かんできて、もうため息しか出ないような感じであった。

夕食 / dinner
夕食は、道の駅いとまんで購入したもの。
沖縄そばの麺を使った焼きそば(これが旨い)、揚げ物数点、巻き寿司。
みそ味のばくだんカマボコは、食べきれなかったので明日に持ち越し。


沖縄ぶらり一人旅 2014年 1日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 1
沖縄ぶらり一人旅 2014年 2日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 2
沖縄ぶらり一人旅 2014年 3日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 3
沖縄ぶらり一人旅 2014年 4日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 4
沖縄ぶらり一人旅 2014年 5日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 5
沖縄ぶらり一人旅 2014年 6日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 6
沖縄ぶらり一人旅 2014年 7日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 7
沖縄ぶらり一人旅 2014年 8日目 / Solo trip to Okinawa, 2014, Day 8

更新情報

2014年7月30日
パンフレットの写真へのリンクを変更。
2016年11月7日
ラジオ沖縄、ティーサージパラダイスの番組WebサイトのURLが変わったため、リンク先を変更。
2017年4月29日
Flickr写真へのリンクを、新しいURLに変更。
旧:https://secure.flickr.com/url_to_photo
新:https://www.flickr.com/url_to_photo

脚注

  1. 左が久高島。右は知念半島。 []

著者

西尾 健(にしお たけし)
石川県金沢市在住の素人フォトグラファー。
ダメ人間で写真が好き。フィルムの魅力に引き込まれ、フィルムで撮り続ける日々。
このWebサイトでは、主に自分用のメモと記録を、写真と文を交えて記事にしています。

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