コストパフォーマンスの高さから、普段はKodak Profoto XLを常用カラーネガとして使用しているが、粒状性の良さや高い鮮鋭度の誘惑に惹かれ、エクター100を2年ぶり[1]に使用した。
エクター100と言えば、”キタムラのお店現像は受け付けてもらえず、コダック送りになる”ということを以前書いた(強制されるエクター現像)が、あれから2年経った今、どのようになっているかをメモしておく。
結論から言えば、エクター現像はまだ存在しており、”あの”エクター現像シールが貼られた現像済みフィルムスリーブも健在であった。
現像にかかった日数は8日間、土日を除いた営業日では6日間で、2年前と大した変化はなし。現像所(ケイジェイイメージング)までの輸送[2]に日数を取られているようだ。
また、インデックスプリントが付属しないことも、以前と同じである。
料金は、キタムラのお店現像と同じ630円(消費税込み)。
現像の品質は、それを判断する能力がないためよくわからないが、まぁ、普通だと思われる。キタムラのお店現像と比べると、埃や傷がほぼゼロなので、非常に良い印象である[3]。
エクター現像の何が良いのかはよくわからないが、2013年10月現在、まだ存在していることを確認した。
フィルムが売れないこの時代に、いつまで続くのかは謎である。
エクター100が売られている間は、エクター現像も存続すると思われるが… はたして。
さて、エクター現像自体については以前と同じ内容であったが、この2年で変わったのはキタムラの現像受付である。
キタムラ店頭においてはエクター現像の存在が忘れ去られているという印象を受けた。
エクター100のフィルムをカウンターに出したところ、C-41処理かどうかのチェックをするだけで、お店現像の受付をし始めていた[4]。
別に僕個人としてはお店現像でもいいのだが、以前の対応(エクター100はお店現像NG)のことが頭にあることと、店員さんが後で怒られたりしないか心配するところもあるので、「これってコダック送りじゃありませんでしたっけ?」と尋ね、外注の受付用紙の”コダック処理”欄にチェックを付けてもらった。
現像の予定仕上日については、キタムラの納期表にエクター現像の納期が載っていなかったため、とりあえず納期表で最長の10営業日としておくが、届いたら連絡してもらうということになった(結局、6営業日で電話が来た)。
このように、キタムラ店頭で忘れ去られてしまうようなフィルム(と、その現像処理)なので、エクター100が無くなる日も近いのかもしれない(=今のうちに使っておけ)。
久しぶりのエクター100、その2本目を、キタムラにコダック送り指定で現像に出したところ、コダック処理[5]されているのだが、エクター現像シールが貼られていなかった。
これは、エクター現像なのだろうか、それとも普通の現像なのだろうか…
1本あたりの値段も、2014年現在、それほど高くないのが好印象である。
と書いていたが、2015年8月現在、1本1000円を超える値段になっている。
更新情報
2013.11.9
エクター現像シールが貼られていない事例を追記。
2014.4.14
HTMLタグの記述間違いを修正。
2014.6.26
アフィリエイトリンクを追加。
2015.8.3
アフィリンクを修正。価格についてコメント追加。
2016.3.21
iframeタグの属性値に幅と高さを指定。srcをhttp://からhttps://に変更。