中判写真週間 2013年 / Medium format week, 2013

@cvcnet氏の呼びかけ、
https://twitter.com/cvcnet/status/340573525914042368
に賛同し、Mamiya 7IIで中判写真週間に参加した。

リバーサルフィルムによる撮影のため、現像に出すのに時間がかかってしまい[1]、中判写真週間の終了から約1ヶ月過ぎての記事公開となってしまった。タイムリーな情報共有ができず、盛り上がりに欠ける点は目をつぶっていただきたい。

まず最初のカットは、金沢市内、浅野川にかかる小橋のたもとにて撮影。
小橋から浅野川上流を望む / Viewing upwards of Asanogawa river at Kobashi bridge
あらたまってどこかへ出かけるということはせず、家から自転車で(その気になれば徒歩でも)行ける、なんでもない場所で。とは言え、ここ2年ほど撮り続けている場所(→その一部)なので、僕にとっては特別な場所である。

新しくなった中の橋 / Renewed Nakanohashi bridge
つい先日、改修工事が終わった中の橋。
午前中の、まだきつくなり過ぎない光に照らされている。

いつものポスト / The Usual Post
いつもの、いつものポスト(→Flickr: The Usual Post 2013)。
この日は、白い花とピンクの花が飾られていた。

自転車を押し、えっちらおっちら坂を上って卯辰山へ。
アジサイ / Hydrangea
木漏れ日を浴びるアジサイに惹かれて数カット撮影したが、近接撮影に弱いMamiya 7IIでは目一杯寄ってもこれが精一杯で、消化不良気味。

このカットを撮影した80mm[2]のレンズは、最短撮影距離が1mで撮影倍率が0.097倍。ググッと寄って撮りたくても、それができないのがMamiya 7II。
150mm[3]のレンズも用意されているが、最短撮影距離が伸びて1.8mになるため、撮影倍率は0.096倍で少し下がり、レンズを変えても大きく寄った写真は撮れない。逆に、有効基線長[4]の長さ(短さ)からフォーカス精度の方が問題になってくる。
そんなこともあって、Mamiya 7IIを使っていると、ふとしたタイミングでペンタックス67が気になり始める。この日も、そんなことを考えながら自転車を押して歩いていた。

葉 / Leaves
緑、緑、緑。
坂道に疲れてふと見上げれば、一面の緑の葉。

金沢市内 / Scape of Kanazawa city
宝泉寺の見晴らし台(というのでも無いようだが)から、金沢市内を見下ろす。
”金沢らしさ”は写っているのだろうか?自分では、特にそういうものは見えてこないが…

さて、今年、2013年の中判写真週間では、リバーサルフィルムを3本[5] 撮影した。モノクロフィルムも持参していたが、撮りきれなかった。1本くらいはモノクロフィルムで撮って自家現像し、リバーサルフィルムの現像までのつなぎにしても良かったのではないかと、少々反省している。

普段、中判写真の撮影(Mamiya 7IIでの撮影)は、月に1回か2ヶ月に1回くらいである。やはり、35mmに比べて撮影する機会、本数共に非常に少なく、なるべく増やしていきたいと思っているが、機材のハンドリングを考えるとなかなかそうはいかず…
そのため、こういったイベント的なものがあると、「よし、撮るぞ。」という気になり、非常に良い。
次回、来年、2014年の中判写真週間もお誘いくださいませ。>>@cvcnet

とりあえず、もっと中判写真を撮って楽しみましょう。>>自分

撮影データ

#1
Mamiya 7II, N65mm F4L, Fuji PROVIA 100F(RDPIII)

#2
Mamiya 7II, N65mm F4L, Fuji PROVIA 100F(RDPIII)

#3
Mamiya 7II, N80mm F4L, Fuji PROVIA 100F(RDPIII)

#4
Mamiya 7II, N80mm F4L, Fuji PROVIA 100F(RDPIII) Kodak Professional EKTACHROME E100G

#5
Mamiya 7II, N80mm F4L, Fuji PROVIA 100F(RDPIII) Kodak Professional EKTACHROME E100G

#6
Mamiya 7II, N65mm F4L, Kodak Professional EKTACHROME E100G

更新情報

2014.4.23
”その一部”のリンク先画像を変更(ファイルサイズ低減)。

脚注

  1. ある程度撮りためてからメールオーダーでラボへ現像に出しているため、発送のタイミングによっては、撮影から現像まで1ヶ月近くかかることがある。 []
  2. 35mm判換算では40mm []
  3. 35mm判換算で75mm []
  4. 34.2mm []
  5. プロビア 100F 1本, E100G 2本 []

著者

西尾 健(にしお たけし)
石川県金沢市在住の素人フォトグラファー。
ダメ人間で写真が好き。フィルムの魅力に引き込まれ、フィルムで撮り続ける日々。
このWebサイトでは、主に自分用のメモと記録を、写真と文を交えて記事にしています。

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