いつもじゃないポスト


白い帽子, 東山, 金沢市
Mamiya 7II, N80mm F4L, Kodak Professional EKTACHROME E100G

いつものポストから、歩いて数分。
200mも無いところに、いつもじゃないポストはあります。

いつものポストは、この道の奥の方。
なんとなく、オレンジっぽい何かが見えるような気もしますが、ボケの中に溶けてしまい、はっきりとはわかりません。


しばらくぶりにMamiya 7IIを持ち出し、120フィルムで4本撮影してきました。
前回使ったのは昨年9月の末で、かれこれ2ヶ月以上たっています。

使用頻度が低いせいで、使い始めてしばらくは、このカメラのお作法を忘れたまま撮影してしまいました。(最初の数カットはミスショット)

フィルムの装填、ISO感度のセット、レンズの脱着など、撮影に出かける前に、家でじっくりとやっている分には問題ないのですが…
AE(自動露出)のクセ[1]だけは、
(この状況で、このシャッタースピード?)
(体感露出計となんか違うなぁ…)
(なんでだぁ?)
(あー、そうか。そうだったなぁ~。)
と、数カット撮影した後くらいに思い出すのです。

今年は、6x7での撮影を増やそうと考えております。

脚注

  1. Mamiya 7IIの測光方式は、外部測光窓の受光素子による中央部重点測光。
    この”中央部重点測光”という言葉だけを鵜呑みにし、外部測光窓(=TTLじゃない)で測光しているということを忘れると、ミスショットとなる。

    ファインダー内における外部測光窓の測光範囲は、二重像合致部とほぼ同じ大きさであり、その範囲は画面全体に対して非常に狭い。

    一般的に言われる中央部重点測光は、ファインダーで見えている範囲全体に対しての中央部重点測光である。
    しかし、Mamiya7では、ファインダー中央の狭い範囲に対しての中央部重点測光であり、どちらかと言えば、スポット測光に近い結果となる。

    また、広角レンズでは視野枠が広くなり、(二重像合致部の大きさは変わらないので)相対的に測光範囲が狭くなるため、さらにスポット測光に近い特性になる。 []

著者

西尾 健(にしお たけし)
石川県金沢市在住の素人フォトグラファー。
ダメ人間で写真が好き。フィルムの魅力に引き込まれ、フィルムで撮り続ける日々。
このWebサイトでは、主に自分用のメモと記録を、写真と文を交えて記事にしています。

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