勢いだけでやるページ

祈り


神社に祈る, 宇多須神社, 東山, 金沢市
Mamiya 7II, N80mm F4L, Fuji ASTIA 100F(RAP F)

手押し車に座って祈るお婆さん。
自分ではなく、誰かのために祈っているように見えました。


先日、”第44回 兼六カメラクラブ写真展 ”を観に行ってきました[1]
見たこと、聞いたこと、感じたことなどをメモしておきます。

# 途中、「これってどうなの?」「疑問に思う」「意図がわからない」といったことを書いていますが、僕が理解できないために共感できないだけですので、何かを否定するものではありません :-)
# えらく長くなってしまったので、続きは読みたい人だけぞうぞ。

写真展の内容

出展者は約20名でそれぞれ数点の出展です。
展示内容はスナップショットあり、風景あり、モノクロあり、カラーありと様々で、パッと見たところ、ほとんどがデジタルカメラによる撮影→インクジェットプリントで、フィルムは数点のみだと思います[2]

心を惹かれた作品

一通り見て、二つの作品に心を惹かれました。

気になったこと

全体を通して気になったのは、デジタルカメラ特有の嘘くさい色の作品が数点あったことと、インクジェットプリントの用紙選択に意図が見いだせないものがあったことです。

その他

クラブ員の方と話したことなど。

デジタルカメラ使用率などに関して(Q&A形式に編集)

若いフィルム愛好家への期待

以上、ちょっとまとまりがつかない感じ…

更新情報

2014.7.19
フジカラー北陸のWebサイトリニューアルに伴うリンク切れを修正。

脚注

  1. その日たまたま開催されていたのがこの写真展で、他に深い意味はなし。場所はフジカラーギャラリーかなざわ(→フジカラーギャラリーかなざわのWebサイト []
  2. 全てを確認したわけではないのですが、見るからにデジタルカメラ特有の嘘くさい色をしていたり、引き伸ばしに伴うジャギーが見えたり、インクジェットの走査ラインが見えるなどがその理由です。
    なお、20年か30年前に撮ったという1点は確実にフィルムでした :-) []
  3. どうやってプリントするのかわかりませんでしたが、A3ノビのロール紙とかが普通に売られているのですね。 []
  4. 機種名を聞いたけど失念。LX5だったような気もする。 []
  5. A3くらいだったかな? []
  6. 手元にあったアサヒカメラ2008年6月号に、”東京 密やかな町/大西みつぐ”から数点が掲載されていますが、どれも”嘘くさい色”であり、僕にはそこに写っているものが偽物に見えるのです。(撮影機材は、ニコン D200, D300, 18〜70mm F3.5~4.5とあります。)
    それに引き換え、FILM&IMAGE VOL.15に掲載されているもの(”Wonderland/大西みつぐ”からと思われる)は、自分の目で見た色と同じだろうと思えます。
    # 少し話は違いますが、”川内倫子調”と呼ばれるようなあの青いものも偽物だと感じています。
    この”嘘くさい色”がデジタルカメラ自体(ホワイトバランスとか)に起因するものなのか、そもそもデジタルカメラの色がフィルムの色をシミュレートしていないのか、どうしてこういう色になってしまうのか知りませんけれども。 []
  7. アート的な何かを狙った作品であればその色がどうであれ別に構いませんが、ドキュメンタリー的な作品や、被写体にストレートに迫る作品だったりするともうダメ。 []
  8. お話ししたクラブ員の方は、中高年のどちらかといえば若い方に入る方でした。その方と話した中で、まだまだ上の方がたくさんいるというニュアンスで話をされていました。 []
  9. 大西みつぐ氏の作品についても、同様に疑問に思っています。 []
  10. こんな色になるフィルムなんかどこにも無いでしょう?
    プロビアもベルビアもエクタクロームもコダクロームも(僕は生でコダクロームを見たことがありませんけれども…
    残念ながら、写真誌や写真集でしか見たことがありません。)、Super Gもヴィーナスもポートラもスーパーゴールドもセンチュリアもサクラカラーもコニカカラーも、こんな色じゃない(なかった)でしょう? []
  11. 表面にキャンバス地や何らかのテクスチャによる陰影や模様があるもの []
  12. 「Photoshop?何それ?」という人もいるそうです。 []
  13. レタッチと呼ぶのか、デジタル暗室(明室)と呼ぶのか、単に現像と呼ぶのかよくわかんない。 []
  14. クオリティの得やすさで勝てない→商業的にも勝てない→衰退 []
  15. フィルムで撮ってお店プリントする方が、全てうまく進んだ場合にプリントの最終的なクオリティは高くなると思っていますが、その境地に到達するのは、ごく一部の写真愛好家やプロに限定されると感じており、相対的にデジタルな入出力の方がいい結果が得られるというのが現状ではないかな、と。 []