自家現像メモ(内容古め) / Home Development (Old Content)(*)

たいした内容ではありませんが、ナニワカラーキットNを使った自家現像メモを載せておきます。


2012/11/9 追記
随分前にカラーネガの自家現像をやめ、一時期はデジタルカメラでの撮影に移行していたのですが、ここ数年はフィルムで撮るようになりました。
そして、今年(2012年)からはモノクロの自家現像を始めております。
機会があれば、モノクロ自家現像メモを書くかもしれません…


2012/6/22 追記
遅ればせながら、説明書の掲載許可をエヌ・エヌ・シーさんに確認したところ、
「商品に添付しているもので、著作権がどうこうってこともありませんからねぇ(笑)」
ということで、快諾していただきました。
ありがとうございます。

なお、現在(電話したのは2012年6月22日)、ナニワカラーキットの生産を停止しているそうです。
フィルムの消費量に比例して売上が落ちたせいではなく、原材料の入手性が悪くなったためだそうで、ナニワカラーキットの売上はそれほど落ちていないともおっしゃっていました。
しかし今は品薄傾向で、今後は手に入れにくいかもしれないとのことでした。

ナニワカラーキットNの生産が停止中とツイートしたところ、詳しく問い合わせていただいた方から、次の生産で終了という連絡をいただきました。(ありがとうございます。)
https://twitter.com/kazapu/status/216110376637566976


薬剤

  • ナニワ カラーキットN → 説明書(PDF)
    これが無いと始まらない、現像液のセット。
    調合方法や、現像時間など、詳しいことは↑のスキャンした説明書PDFを見てもらえばわかると思います。
    自分の撮影ペースだと、1回の調合は半量(500ml)を作成し、残りは調合せずに置いておきます。
    作ったら液の劣化が始まるので慎重に(とは言え、説明書の使用期限よりもけっこう長く使えますが)。
  • フジフイルム ドライウェル(200ml)
    最後の水洗でこれを使うと、フィルムがきれいに乾くというもの。
    薄めて使うので1回あたりの金額も安いということで購入したが、フィルムを吊してからスポンジでちょちょいと(自分は3, 4回上から下まで)拭くだけで十分きれいになるので、未使用。
    スポンジによるキズは、今のところ無いです。

機材

  • 現像タンク
    複数フィルム同時現像用に、2)を買い足しました。
    1)でフィルム2本を背中合わせにしてやってしまってもいいのですが、36枚撮りフィルムでキズがつくことがありました。
    1) LPLステンレス現像タンク 35mm用(35mm リール1本) → ふたの取っ手が壊れた。
    2) LPLステンレス現像タンク ブローニー用(35mm リール2本)
  • ビーカー(100円ショップ) 500ml 2個
  • ろうと(100円ショップ) 2個
  • ペットボトル(飲み終わったものをよく洗って使用) 500ml 2個
    発色現像液と、漂白定着液を保存しておく。
    専用の保存ボトル(茶色のやつとか)も売っているが、ケチりました。
  • かくはん棒(LPL) 2個
    調合するときにしか使わないし、無くてもよかったかも。↓の温度計とか、割り箸とかでやってもいいと思う。
  • ステンレス温度計(LPL) 50度のもの 2個
    普通のものでもOKですが、どこかにぶつけて割りそうなのと、多少手荒に扱えるのでステンレスのものを採用。
  • フィルムクリップ(LPLのおもり付き) 2組→4組
    フィルム3本以上やるときには足りなくなるので、テキトーな事務クリップにテキトーなおもりをつけて使ってます買い足しました。
  • プラスチックバット(料理用?)
    現像タンクとビーカーの保温用。ホームセンターでそれっぽいものを購入。
  • 洗い桶(料理用)
    ペットボトルに入った液を保温する(というよりも最初の温めかな)。
    処理の終わったフィルムの水洗。→水洗は現像タンクに入れてするようになりました。
  • キッチンタイマー(100円ショップ) 2個
  • スポンジ8M(東レ)
    カッターで半分に切って、フィルムを両側からはさんで水気を拭き取ります。
  • ダークバッグ(チェンジバッグ)大(エツミ)
    夏場は暑いですね。クーラーの効いた部屋でやりたい。
  • フィルムピッカー(コニカ)
    何がイイって、鮮やかな青色がイイ。

現像行程のこと

  • 現像はお風呂で。乾燥もお風呂で。
  • 温度は38度の高温処理。
    お風呂のお湯が38-39度で管理しやすいことと、処理時間が短いので数をこなしやすいことがポイント。
  • 現像時間は説明書通り。
    まぁ、10秒くらいの誤差は気にしない。
  • 処理本数は、説明書だと24枚撮りで10本、36枚撮りで8本まで可能(500mlのとき)となっていますが、追加で+2本くらいは大丈夫でした。
    適度に時間を延長しましょう。
  • どこぞやのサイトで、
    調合したての新液で、ポジ現像(クロスプロセス)すると、その後のカラーネガの現像に失敗する。
    と書かれていましたが、問題なく現像できました。

その他

  • 1回の現像作業で2本から3本処理しています。
    最大で4本。1本だけだと準備と片づけの方が時間がかかってしまうのと、5本以上はフィルムクリップが足りなくなって乾かせないので厳しいですね。
  • タンクが35mm1本用なので、1本現像するごとにタンクを洗って(水気を取って)、ダークバックでフィルム巻いてます。
    フィルム2本を裏表合わせて1回で巻いてしまう方法もあるようですが、失敗を恐れて未実施
    →やってみたのですが、36枚撮りフィルムだと、フィルム終端が現像タンクと干渉するのか、若干キズがついてしまうことがあったため、ブローニー用タンクでやることにしました。
  • リールへのフィルムの巻き付けですが、10回ほど練習したらできるようになりました。
    ダークバッグの中でうまく巻けているか気になるところですが、ここの”現像リール編”(http://www.monochro.net/movie/index.html 2011年4月12日 リンク切れ確認)のように、巻いている途中にフィルムが前後にスコスコと動くかどうかで判断できます。
    2012/2/22 追記
    リールへの巻き方は、YouTube:How to load a roll of 35mm film into a stainless reelを参考に。

更新情報

2014.4.17
説明書のリンク先変更。

コメントを残す

*印の項目は必ず入力して下さい。