2000円でJR北陸エリアの普通列車が一日乗り放題の”北陸おでかけパス”で、越前大野(福井県)へ行って来ました。
スライドショーは、Flickrのこちらをどうぞ。
ちょっとした解説と旅行記は、この記事の続きをどうぞ。
この”北陸おでかけパス”のきっぷは、3枚綴りで、乗車券以外にもきっぷのご案内と、アンケートがついてきます。
詳しくは、JRおでかけネットをご覧ください。
(販売が終わればリンク先が消えてしまうようなので[1]、Flickrにスクリーンショットを残しました。)
列車にいっぱい乗りたいという気持ちから、
- 普通列車なのに特急の車輌という、金沢発の始発七尾行きに乗って出発。
- 途中、津幡か高松あたりで引き返して金沢に戻る。
- 金沢から福井へ。
- 九頭竜湖までの全線を乗車し、越美北線を満喫。
- すぐに折り返して越前大野へ。九頭竜湖への滞在は12分。
- 大野で昼食や観光など、4時間半程度の滞在。
- 福井へ戻り、おみやげでも買おうか。
- 金沢へ帰る。
という予定を立てていました。
が、当日の朝、起きたら七尾行きの始発なんかとっくに発車してしまっている時間でした。
気を取り直し、金沢発の福井行きに乗って旅はスタート。
座席の半分弱が埋まるくらいの乗車率で出発し、ゆっくりと福井へ。
福井で越美北線(九頭竜線)に乗り換え。
2両編成のこの汽車(電車ではなく、ディーゼルの汽車)に乗り、まずは九頭竜湖まで。
経営状態が心配になるくらいのガラ空きです。
1時間ほどで越前大野駅に到着。
2両編成だった列車をここで切り離し、先頭車両は九頭竜湖へ、後ろの車輌は折り返しで福井行きに。
切り離し作業のため、越前大野駅には13分の停車。
運転席を覗いてみると、タブレットが置いてありました。
大野の田んぼの中を走っていきます。
越前大野駅から九頭竜湖方面に向かうのは、自分を含めて4人だけ…
勝原のあたりは、秘境というか隠田というか、ぽっかりと取り残されたような雰囲気でした。
以前、福井に住んでいた頃に、何度か車で近くを通っているはずですが、(こんな所だったかなぁ?)と感じます。
勝原から先は、長い長いトンネルを通って九頭竜湖へ。
九頭竜湖駅ではトイレだけ済ませ、滞在時間12分で、そのまま折り返します。
九頭竜湖駅周辺の蕎麦屋にも興味はあったのですが、次の列車までの4時間は長すぎると判断し、九頭竜湖駅は”とりあえず行くだけ”にしました。
ホームの端に”駅清水”。
見た目に反して、あまり冷えていませんでした。
どちらかと言うと、ちょっとぬるいです。
駅からぶらぶらと歩き、まずは昼食。
ホルモンの星山にも行きたかったのですが、大野に来たなら蕎麦は食べておかないと…
ということで、七間通りからすぐの”福そば 本店”さんへ。
おろしそばをズズッといただきました。
(店内に少し、ダメージを受けた畳の匂いが漂っており、ちょっと残念でした。)
メインストリートの七間通りですが、人がいません。
たまに車が通りかかりますが、地元っぽい感じです。
朝市の時間帯は賑わっているのでしょうか?
越前おおの結ステーションからの、大野城の眺め。
90mmで撮っているので近そうに見えていますが、実際は少し離れた山の上に建っています。
少し歩いて御清水へ。
ここの水は冷えており、美味しかったです。
下流側(写真奥の方)には、野菜洗い場や洗濯場がありますが、あまり活用されていないのかな?
お茶とかが冷やしてあってもよさそうだけれど、特に何もありませんでした。
ぶらぶらして少しお腹をすかせたところで七間通りに戻り、2件目の蕎麦屋へ。
訪れたのは昼の時間をとうに過ぎた14時前でしたが、満席だったためしばらく外で待つことに。
この待ち時間が意外に長く、20分ほど待っていました。
いよいよ席につき、おろしとごまつゆの二つの味が楽しめる”三の陣”を注文。
前の注文が詰まっていたようで、この蕎麦がなかなか出てこず、帰りの列車が15:05発ということもあって、ちょっと焦ります。
15分ほどして出てきた蕎麦は、いやぁ〜美味い、つるっとぺろりといただきました。
特に、ごまつゆの味と香りが食欲を盛り立ててくれました。
店を出てからは、早足で越前大野駅へ。
なんとか列車に間に合い、福井へ戻りました。
帰りは半分くらい眠っていたかも。
福井でおみやげでも買おうかと思っていましたが、歩きまわって疲れていたせいか、トイレだけ済ませ、そのまま金沢へ帰りました。
列車の旅、楽しいです。
月に1回くらいは、”北陸おでかけパス”で出かけるのもいいなぁと思っています。
撮影機材
カメラ: Zeiss Ikon
レンズ: Biogon T* 2.8/28 ZM, Konica M-HEXANON 90mmF2.8
フィルム: Fuji NATURA 1600, Kodak ProFoto XL 100(PROFOTO XL 100)
早朝の暗い時間帯に撮影することを考えてNaturaを詰めていましたが、寝坊したのであまり有効に使えなかったかも…
関連書籍
更新情報
2013/4/8
関連書籍を追加。
2016/3/21
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脚注
- すでに、平成24年度上期のページは消えてしまっています。 [↑]