タヌ公

11月中頃、卯辰山の紅葉を見に行こうと、豊国町の方(六角堂がある方)から自転車で登り始めた。
「やっぱ、登りはきついナァ〜」と思いながら走っていると、マンションの手前に何か動物がいるのが見えた。


Minolta TC-1, DNP CENTURIA 200
こいつはもしかして…


Minolta TC-1, DNP CENTURIA 200
タヌ公でした。
後ろの掃除のおじさんは気づいてないようだし、1枚目に写ってる車はどっか行っちまったし、どうすんべ〜?
# その後、掃除のおじさんが表に出てきたときにタヌキはよく出るのか聞いてみたが、今回初めて見たとのこと。
# 夜行性っぽいし、白昼堂々というのはあまりないのだろう。


Minolta TC-1, DNP CENTURIA 200
とりあえず写真撮っとこうか。
近づかないと大きく写せないので、怒らせて噛まれないよう、多少ビビりながら近づく。
でも、なんか元気ないんだよナァこの子。


Minolta TC-1, DNP CENTURIA 200
自転車が気になるのか、臭いをかいでいる。
結構ぽっちゃりしてるのな〜。


Minolta TC-1, DNP CENTURIA 200
中判でも撮っとくか…と、リュックからMamiya 7IIを取り出し撮影の準備をしていたら、足下に近寄ってきた。
いろんな意味で脈拍が上がる。


Mamiya 7II, N65mm F4L, Fuji PROVIA 100F(RDPIII)
リュックが気になるのか?
食べ物は入ってないんだけど、水筒のコーヒーの臭いがしてる?


Mamiya 7II, N65mm F4L, Fuji PROVIA 100F(RDPIII)
これくらいの距離でフラフラ、ヨチヨチと歩く。
逃げもしないし、襲っても来ない。
外傷は特にないが、怪我でもしてたんだろうか?


Mamiya 7II, N65mm F4L, Fuji PROVIA 100F(RDPIII)
しばらくすると、車で通りがかった人が集まってきた。
タヌ公は少し近づいていったが、またフラフラとそこらを歩いていた。

その後、元気がないのを心配しつつ、別れの言葉をかけて立ち去った。

これでタヌキは二度目。
二度あることは三度ある…かな?

著者

西尾 健(にしお たけし)
石川県金沢市在住の素人フォトグラファー。
ダメ人間で写真が好き。フィルムの魅力に引き込まれ、フィルムで撮り続ける日々。
このWebサイトでは、主に自分用のメモと記録を、写真と文を交えて記事にしています。

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