ミノルタTC-1, コマ重なりのトラブル

1月下旬から2月中旬まで、約1ヶ月間TC-1に詰めていたフィルム[1]を現像に出したところ、1コマだけ[2]コマが重なっているものがあった。

ミノルタTC-1, コマ重なり / Minolta TC-1, Film Overlapping
横位置で撮った後にフィルムが送られず、その後に縦位置で撮ったコマが重なっている。

原板を見ると、コマの全体がぴったり重なっているため、レリーズ後にフィルム給送自体が行われなかったと推察される。

この日は、時折冷たい風が吹く寒い日だったと記憶している[3]が、メッセンジャーバッグの外ポケットに入れていたTC-1も冷えきっていたはずで、そのせいでフィルム給送に支障があったのかもしれない(それでは困るのだけれど…)。

TC-1のフィルム給送音は、「ウィーゴ、ヴィィィーン」というちょっと大きめの音なので、静かな場所なら気が付いたと思われるが、このコマは堰堤の上からの撮影で、水が流れ落ちるゴォーという音で気が付かなかった。

とりあえずは、しばらく様子を見ることにする。

経過報告

2013.7.17
トラブル発生以降、35本ほど撮影したが、コマ重なりは発生していない。

撮影データ

Minolta TC-1, Fuji SUPERIA Venus 800

更新情報

2013.7.17
経過報告を追加。

脚注

  1. 35mmのレンズをZeiss Ikonとニコンで使い始めてから、焦点距離の近いTC-1の稼働率が下がったため、フィルム1本取り切るまでの日数が増えている。それでも、サイドアームのTC-1はいつでも携行している。 []
  2. コマ番号20 []
  3. 気象庁で過去の気象データを検索して出てきた結果(気象庁: 金沢 2013年2月12日)を見ても、やはり寒い日だった。 []

著者

西尾 健(にしお たけし)
石川県金沢市在住の素人フォトグラファー。
ダメ人間で写真が好き。フィルムの魅力に引き込まれ、フィルムで撮り続ける日々。
このWebサイトでは、主に自分用のメモと記録を、写真と文を交えて記事にしています。

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